島根県教職員協議会

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 県内各単組よりご参集の代議員の皆様、おはようございます。本年度も会長の大役を仰せつかりました吉田修です。よろしくお願いします。

 本日はご多用のところ、島根県教育委員会教育長 鴨木 朗様、島根県議会議員 佐々木雄三様、同じく島根県議会議員 高見康裕様、出雲市教育委員会教育長 槇野信幸様、全日教連副委員長 山本純様のご臨席を賜り、第58回島教協総会が開催できましたこと、心よりお礼申しあげます。ありがとうございました。

  まず初めに、昨年度我が島教協において残念な不祥事がありました。本会の中心的な役割を担っていた者であったため、大変な衝撃を受けました。私たち、教育に携わる者は、子どもたちに人としてのお手本となる姿を示さなければなりません。そのために私たち島教協会員は、今一度自分自身を見つめ直し、改めて、教育専門職として資質向上を目指し、日々職務や研修に真摯に取り組む必要があります。教育公務員としての責務を全うすることで、県民と何より子どもたちからの信頼の回復し、島教協の名誉と誇りを取り戻していかねばなりません。どうぞよろしくお願いします。

  さて、これは毎月発行されている「全日教連教育新聞」です。みなさんのお手元にも届いていると思います。この新聞には「極上の一冊」というコーナーがあり、様々な本が紹介されています。この昨年の11月号には「校長室はなぜ広い」というタイトルの森隆夫先生の御著書が紹介されています。この本です。森先生は、全日教連教育文化研究所の前の所長で、私が専従をする前、教育問題審議委員会、教問審の研究委員をしていた時に大変お世話になった先生です。教問審の部会で森先生に伺った話が、この本にギュッと凝縮されています。その中でも印象的な一節は、明治のころ埼玉県の『幡羅(はたら)高等小学校』が、保護者向けに配布した『家庭心得』の次のような一節です。「拝啓 諺にも、教育の道は、家庭の教えで芽を出し、学校の教えで花が咲き、世間の教えで実が成る、と申す程に云々・・」と続いていきます。教育は、明治の時代から学校・家庭・地域の連携協力によって進もうとしていました。その大切さは、今も変わりません。「家庭の教え」「学校の教え」「世間つまり社会の教え」のそれぞれが機能し、関わり合い支え合っていかなければ、芽を出すことも、花を咲かせることも、実を結ばせることもままなりません。私たち島教協会員は学校において子ども達が花を咲かせることができるように、全力で取り組みます。様々な家庭がありますので、出ている芽も大小様々です。それぞれの芽に応じたできるだけの花が咲くように、それぞれに満足できる実が実るような花が咲くように、日々実践を積み重ねています。ただ、これから先、世間が求める実はこれまでとは大きく違ったものになるようです。世間が求める実を成らすためには、学校で咲かせる花もこれまでとは違ってくるのでしょう。求められる花を咲かせることに専念することができるためには、そのための環境整備が絶対に必要です。家庭の教えで芽を出し、学校の教えで花が咲き、世間の教えで実が成るように、今年度も要望活動に力を入れて、しっかりと活動を推し進めていきます。会員の皆様の一層のご支援とご協力をお願い申しあげ、開会の挨拶といたします。ありがとうございました。
 

島根県教職員協議会 会長 吉田 修

(平成30年5月26日 島教協定期総会あいさつより)