島根県教職員協議会

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 県内各単組よりご参集の代議員の皆様、おはようございます。本年度も会長の大役を仰せつかりました吉田修です。よろしくお願いします。

 さて、生き物の世界には2対6対2の法則があるそうです。2対6対2の二つの「2」は対極をなし、「6」はどっちかの勢力の強い方になびいていくというものです。例えば、細菌の世界。2割の善玉菌と2割の悪玉菌、そして6割の日和見菌がいます。善玉菌が強いと6割はそっちになびき、8割が善玉菌となります。それが「発酵」です。しかし、2割の悪玉菌が強いと6割はそっちになびき、8割が悪玉菌となります。それは「腐敗」です。人間の世界でも、マスコミが「不況です」「大変です」と言い続けると、6割の大衆は口をそろえて、「うちも不景気だ」「うちも大変だ」と大合唱。その結果、国内の8割の勢力が「大変だ、大変だ」というムードになっていきます。
 島教協はこの教育の世界で2割の善玉菌で居続けたいと考えます。そのためには、誰かが「教師も労働者だ。」と言っても、「そうですね。」などと答えない、絶対に流されない決意が必要です。
 また、江戸時代には「稼ぎ3割、仕事7割」という言葉があったそうです。3割の方の「稼ぎ」とは今でいえば現金収入につながる商売や給与につながる業務のことで、7割の方の「仕事」というのは地域ボランティアのことです。壊れた橋があれば修理に行ったり、お年寄りの具合を見に行ったり、一銭にもならないけれど、人のため、地域のために一肌脱いで汗を流す、これが7割を占めていました。一銭にもならないことだけれど、やがてそれは「徳積み」という形で本人に還元され、いい人間関係や商売繁盛につながっていきました。
 島教協の活動もこれに通じるところがあると思います。みなさんにはボランティアどころか会費を払っていただいております。そのおかげで島教協は様々な活動を行うことができ、みなさんの声を県や国に届け、教育をより良いものにしていくことができています。
 島教協は「2割の善玉菌で居続ける決意」を持って、「稼ぎ3割仕事7割」の精神で、「全ては子どもたちのために」のスローガンのもと、今年度も力強く活動を推し進めていきます。会員の皆様の一層のご支援とご協力をお願い申しあげ、開会の挨拶といたします。ありがとうございました。


島根県教職員協議会 会長 吉田 修

(平成29年5月27日 島教協定期総会あいさつより)